こんにちは、MJです。
いま、私が読んでいる本をご紹介したいと思います。
まず、 「サービスの教科書」(明日香出版社)です。
たいへん評判の良い本ですので、すでにご存じの方々もいらっしゃると思います。
ずばり、”サービスを提供する人”すべてがきっと考えさせられる、そして妙に共感できる事柄が網羅されています。
「顧客第一主義」という一言で、精神論やお作法ばかりの本が多いものですが、この本はたいへん読みやすいものです。
私は読んでいるうちに、ついつい自分がニヤけているのに気づきました。 まるで漫画を読んでいるかの楽しさもあります。
挿絵も、各単元の的を射たもので笑えます。
通勤時間を利用して2日程度で一気に読めました。
特に、「安く売っているだけで感謝される時代は終わった」という一文には、ドキっとさせられます。
そして、
「サービスを提供するこころとセンス」
「お客様のほしい瞬間を検証する」
「一生のリピーターになってもらう方法」
「サービスの利益を生むサービスの確立」 等々
当社としても頭の痛い事項は、たいへん興味深いものです。
事例の多くは、店頭販売や製品メーカーの方々を例にされていますが、私どものようなネットワークサービスを提供する立場でもたいへん参考になります。
サービスを提供する人、お客様に接する職業の方におすすめできる本です。
次に、もう1冊、 「RFP入門 はじめての提案依頼書」(日経BPソフトプレス)を読ませていただいています。
最近、いわゆる「SE本」が本屋に行くと驚くほどたくさんあります。 いままで、要件を出す側(提案される側)に立った、このような解説本をあまり見たことがありません。
(唯一”システム発注の基礎知識―システム担当者が知っておきたい”という本が近い話題かもしれませんが、私は読んでいませんでした)
RFP(Request for Proposal)という言葉、いままで目にしたことはありましたが、あまり真剣に調査しようと思っておりませんでした。
日本語訳が出版されたという記事を読みまして、昨日購入したばかりです。
「要件分析」はプロジェクト初期段階での重要な作業です。 これがなくては始まりません。 企画者・依頼者が欲するシステム要件を聞き出すことは、SEに求められる重要な能力です。
しかし、これを得意とする人は、驚くほど少ないものです。
必要なのはコミュニケーション能力であることは当然ながら、格好良く言えば提案書の行間や依頼者の心を読む分析力とでもいいましょうか。
また、RFPを書く手法というだけでなく、その結果提出された「提案」をいかに評価して活用するかという点も重要です。
経験を積むしかないと言えばそれまでですが、私自身、少しでもスキルアップになればと思い、頭の中を整理するために読み始めました。
私の立場として開発依頼をされる側で提案依頼書(弊社の言い方では「要求仕様書」)を数え切れないほど受け取り、それをこなしてきましたし、時として自らが提案依頼者として外部の方々に要求する立場でもあります。
それは、システム開発の仕様書だけでなく、見積依頼書であったり、機密保持契約書(NDA)など数え切れないほどあるものです。
仕様書の書き方については、社内規定があり、それに沿って進めてはいるものの、結局のところ、毎回試行錯誤であったものでした。
それでうまく行っているうちはいいのですが、時として初期の要求内容そのものが不十分なままでシステム開発に支障があったことも少なくなかったと思います。
要件を提出している本人ですら、はっきりと自分の要件を整理できていない場合が多々あるものです。
的確な情報が含まれていないというだけではなく、重要な情報が書かれていても、それがうまく読み手に伝わっていない。。
そして、中にはあまりにも練られすぎているのか、いろんな意見者の要望を盛り込みすぎ、結局、散漫としたまとまりのない、目的がはっきりしない要求であったりします。
会議で直接顔を合わせた議論も重要でありますが、意志共有としての最低限のドキュメントは日頃から重要であると痛感します。
「RFP入門 はじめての提案依頼書」で述べられているのは、”要求する側の技術”という堅苦しいものではなく、日頃心当たりのあるミスを気づかせてくれるものとして参考になります。十分に活用させていただきたいと思います。